先日、SpringBootへSentryを導入したのですが、簡単かつ便利だったため、SpringBootへログ監視ツールSentryを導入する方法を紹介したいと思います。
- Sentryについて
- SpringBootへSentryを導入
- まとめ
1. Sentryについて
Sentryはエラー監視ツールで、SDKを導入するだけでエラーログが吐かれた時や予期しないエラーが発生した場合にエラーがSentryに送信されます。
Slackに通知するアラートなども立てられるので、すぐにエラーを把握でき、便利です。
また、Sentryは多くの言語やライブラリ、FWをサポートしています。
細かい設定は以下ドキュメントをご参照ください。
2. SpringBootへSentryを導入
ここからはSpringBootへSentryを導入していきます。導入自体はかなり簡単です。
2-1. SentryのSDKをインストール
SpringBootのプロジェクトのgradle.buildに以下を追記します。
<dependency>
<groupId>io.sentry</groupId>
<artifactId>sentry-spring-boot-starter</artifactId>
<version>5.7.0</version>
</dependency>
2-2. Sentryの設定
application.ymlに以下を追記します。
sentry:
dsn: <DSNのURL>
<DSNのURL>には、自身のSentryプロジェクトのDSNを参照し、設定してください。
以上で設定完了です!
これでプログラムから予期していないエラーなどが出た際に、Sentryへ通知されます。
また、SentryからSlackへ通知することも可能で、エラーが出ると即座に通知されるので便利です。
3. まとめ
SpringBootへのSentryの追加は、SDKの追加とapplication.ymlへの追記のみで動作するので、簡単で便利です。
環境を分けたり、エラー通知を飛ばすタイミングを変更したいなど細かな設定も可能なので、ぜひ使ってみてください。