この2020/9/8にLaravel「バージョン8.x」が公開されました。
リリースによるアップデートの詳細は、公式リリースを参照頂きたいのですが、
バージョン6.xから使用可能だった「laravel/ui」が、バージョン8.xから「Laravel Jetstream」のパッケージへ変更となりました。
どちらもスキャフォールド(scaffold)であることに変わりないのですが、
早速、「Laravel Jetstream」を試した所、余りにも便利過ぎたのでその雑感を。
〇まず、私の環境は以下
・Windws10Pro 64bit
・composerインストール済み(Composer version 1.10.15 2020-10-13 15:59:09)
・PHPインストール済み(PHP 7.4.8 (cli) (built: Jul 9 2020 11:30:39) ( ZTS Visual C++ 2017 x64 ))
・MySQLをインストール済み
・CLI操作はPSで、ブラウザはChromeを使用
〇Laravel8 の実行環境は以下
・PHP >= 7.3
・BCMath PHP拡張
・Ctype PHP拡張
・Fileinfo PHP拡張
・JSON PHP拡張
・Mbstring PHP拡張
・OpenSSL PHP拡張
・PDO PHP拡張
・Tokenizer PHP拡張
・XML PHP拡張
PHPのバージョンがとうとう 7.3以上になってしまった。。
〇Laravel8 サポートポリシー
・リリース ・・・ 2020/9/8
・バグ修正対応期限 ・・・ 2021/3/8
・セキュリティ修正対応 ・・・ 2021/9/8
〇「Laravel Jetstream」の機能
・ パスワードの変更
・ 二段階認証
– QRコードで Authenticator が使用可能になってた
・ ログインしたら他のブラウザセッションをログアウト
・ Eメール認証機能
– laravel Auth UIでもありましたね
・ Model ディレクトリが復活
– app の直下にあり不便だったのがapp/Model 下に戻ります
〇Laravel のインストールから「JetStream」を動かすまで
1. Laravelインストール
・最初にComposerを使用し、Laravelインストーラをダウンロード
composer global require laravel/installer
2.プロジェクト「blog」作成(適宜、ご変更下さい)
・ディレクトリ作成
laravel new blog
・プロジェクト作成
composer create-project –prefer-dist laravel/laravel blog
3.JetStream
・ダウンロード
composer require laravel/jetstream
・jetstream インストール
php artisan jetstream:install livewire
4.DBを用意
・テーブルが無い空のDB作成
・DBのアクセスユーザを作成
5.ENVファイルを編集
・DBのアカウントをENVファイルへ設定
6.マイグレーション
php artisan migrate
7.node インストール
npm install
npm run dev
8.サーバ起動
php artisan serve
〇画面
・サーバを起動すると以下の画面が表示される。右上の「register」から登録
・ユーザ登録
・ログイン画面
・正常にログインするとダッシュボードが表示される
・右上のMENUからプロフィール画面を覗くと二段階認証が設置されていました。
〇感想
・laravel/ui 然り、かなり楽
・そのままは使用不可だが、1から作成することを考えるとかなりのコストダウン
・マルチ認証じゃなければ、ユーザー認証周りがサクッと入る
でわ