SRIAエディターの若栁です。先日沖縄に住む友人と電話をした際
私:「そちらの気温は何度くらいですか?」
友:「83度です」
私:「?!」
友:「すみません。華氏です。わかさんは英語やってるから、すぐわかると思って・・・」と、逆に謝られました。とてもすまない気持ちになりました。
単位の違いって難しいです。ちなみに華氏(F°)83度は摂氏(℃)だと28度くらいだそうです。
英語関連のブログを何回か書かせていただいているせいか、直接お会いした方から英語関連の相談を受けることが増えてきました。
今回のトピックは、ここ最近で一番多く聞かれたご相談内容を取り上げてみます。
今日のご相談:英語が口から出ない
相手が話していることはだいたいわかる。それに対して英語で返したいけど、英語が口をついて出ない。
例えば、英語圏のご友人がいる場合、パーティーや交流会の場で同席した場合。相手が言っていることはわかるのに、思っていることが伝えられないジレンマ。読むこと・聞くことはできるのに、話すのは苦手でできれば避けたい・・・。英語あるあるです。
こういう軽い相談を受けてお話を聞いたり、英語を勉強している人同士で話していて、気づいたことがあります。英語で言いたいことが言えない、にも、2つのパターンがあるようなのです。
- 「英語を喋っている自分がなんだか恥ずかしい」と思ってしまって喋れない
- 言いたいことを頭の中で英語に変換してから話そうとして、適切な言葉が見つからないから喋れない
この2つのパターンについて、私の思う解消方法を挙げていきます。
英語を喋る自分が恥ずかしい、と思うあなたへ
前者にあたる方は、”恥ずかしさの壁”を超えると、会話の上達スピードは早いです。これは”英語を話している自分を恥ずかしいと思う気持ち”のことで、人前でスピーチや発表をする時の恥ずかしさ、と同じタイプ。失敗したらどうしよう、変なことを言っていると思われたらどうしよう、という緊張感もあって、英語が出てこなくなってしまうのです。これを克服する方法はとしては、英語圏の国へ行って暮らし日本語を遮断する、という力技もありますが、お金も時間もかかるのですぐにはできません。今日にでもできる手軽な方法としては、ちょっとアルコールが入っている状態で、英語で会話をする、という方法もあります。ほどほどの酔いの場合、普段よりも気持ちが大きくなれるので、「英語を話す自分、ちょっと恥ずかしい・・・」という気持ちはノンアルの時よりも減ります。同じ目的を持つ人と集まった時に、30分だけ英語で話す時間を作るだけでいいんです。(でも、お酒は20歳になってから!自称20歳はダメよ!)
もし、お酒は飲めないけどやってみたい!とか、家飲みをしている時に「あ、ちょっと英語喋ってみようかな」と思った時、自分は一人でストイックにやりたい!という方には”オーバーラッピング”という方法をおすすめします。この方法は、読み上げられた音声を聞き、そのテキストを見ながら同じスピードで音読する方法です。ただ、そのためにテキストやCDを買い揃えるのも大変なので、「今すぐにでも始められる英語勉強法」で触れた、字幕付の動画を活用したり、英語字幕付の映画DVDを使います。自分の好きなシーンで、役者さんが喋っているセリフを、英語字幕を見ながら声に出してみる。強弱や発音も真似てみる。同じところを何回も繰り返して、気に入った台詞が同じように言えたら素敵ですねー!
オーバーラッピングはリスニング力の強化にも繋がるので、アルコール有りの会話と併用して、ひとり勉強用にも向いています。
頭で考えてしまって、頭の中に単語や言葉はあるけど喋れないあなたへ
後者にあたる方は、英語を喋ることに慣れましょう。英語を自分の身体と頭になじませましょう。元も子もないアドバイスでごめんなさい。でも、こういう伝え方しかできないんです。自転車に乗る時に、両手で自分の体を支えられるくらいの握力でハンドルを握る、って頭で考えないですよね。掛け算九九は、ロクロクサンジュウロク、と呪文のように唱えつつも、6×6=36って頭に浮かびますよね。あれと同じです。
そうやって意識せずにできる状態が、巷で言われる英語脳・英語耳を鍛えて使えるようにするということだと思います。
普段使っているたくさんの漢字をわたしたちが忘れないでいられるのは、使っているから。それは英語も同じです。ただ、日本の場合は幸か不幸か、日本語だけで諸々のことが完結するし、お金をかければ通訳・翻訳もお願いできる。つまり、そこまで生活に必要じゃないんですよね。だから、やりたい、と思って始めても、なかなか続けられない。そこを、趣味と絡めたり、時には日本語字幕で映画を観たりと、いろんな手段を使うことで、細々とでも続けられるのが一番いいなーと思います。
今日の結論
恥ずかしがらずに腹を割って英語で話そう!でも、日本人はシャイだから、そこはちょっとだけ、アルコールの力を借りて、恥ずかしさの壁を越えてみよう。そうやってちょっとずつでも慣れていくと、いつか英語がぼろっと口から出るようになります。
今回は英語のスピーキングについて書きました!